日々のこと

016:なんとはなしに思うこと

いちど生まれたら 死ぬまで 自我は途切れることもない。 いつしかみんな、それが普通のことになっている。 もとよりずっと普通のことだったかのように。 生まれる前、死んだあと 今思っている自我でなくなっているはずの期間も 悠久の時 何千年、何万年、も…

011:クラマ、ヒエイ

鞍馬山に行ってきました。 頂上、雨がふってきて、奥の院さんへは参らずに引き返す。と、虹が出ていたんだよ〜。 ちょうどご本尊、あの六角形の陣のような参拝所、ふしぎな岩のところの真ん前。通りかかったカップルに「虹が! 出てるんですよ!」と声をかけ…

010:感覚

道を歩いていて 電車にのっていて 笑っているひとをさがしている。 魂がもし 本当に確信のとおりなら そこに永遠はいくらでも広がる。 ここに永遠はいくらでも開ける、 そこに真実に会いたかった人がいる。 それでそこに還りたくなる。 でもそのとき もう帰…

008:別の言語の雑記

満足できない。 満足したらおわり、というような以前の幼稚なストイックさはもうないとはいえ。 水木さん(前述)の言葉を何となく借りるなら、「腹」にくるものが、ほしいんだ。物理的に「腹」を殴るようにくる、言葉や思いを描いたものがこの世にある、た…

007:時代を越えて

水木しげるさんの出征前手記を読んだ。 一秒一瞬全力で生きろ、 そうじゃない境地でやったことは無駄だ、 みたいなこと。 ほんとそう思う。 私も自分へ書いておく、いつも思え。 忘れるな、おまえはその死を背負う覚悟があるか ないのならいつまでもぶつかれ…

004:

番号抜けてた。 どうして記事に番号なんて振ろうと思ったのか、今となっては昨年末の心境がさっぱり思い出せない。だけどその初志を律儀に守っている自分も自分らしい。4つ目にてはやくも番号抜かしてしまうところも。 ブログを書くのは久しぶりだ。 毎日の…

003:聞こえた話

最近、立て続けにひとに会う機会があった。 はじめの日、 久しぶりに連絡のついた友人は(あいかわらずひょうひょうと生きていて)彼女さんを伴って現れた。 そのひとは偶然、 私の大学の先輩にあたるひとで、 少女漫画が好きだと言うすてきなひとだった。 …