自分のこと
いちど生まれたら 死ぬまで 自我は途切れることもない。 いつしかみんな、それが普通のことになっている。 もとよりずっと普通のことだったかのように。 生まれる前、死んだあと 今思っている自我でなくなっているはずの期間も 悠久の時 何千年、何万年、も…
鶴見俊輔さんと重松清さんの対談、 『ぼくはこう生きている 君はどうか』 を読んだ。 今年ははじめての、鶴見俊輔さんのいない夏だという。 去年、亡くなられたそうだ。 時代の中で、腹の底に叩き込まれた信念を通した人たちがいる。 明治維新だって何だって…
道を歩いていて 電車にのっていて 笑っているひとをさがしている。 魂がもし 本当に確信のとおりなら そこに永遠はいくらでも広がる。 ここに永遠はいくらでも開ける、 そこに真実に会いたかった人がいる。 それでそこに還りたくなる。 でもそのとき もう帰…
満足できない。 満足したらおわり、というような以前の幼稚なストイックさはもうないとはいえ。 水木さん(前述)の言葉を何となく借りるなら、「腹」にくるものが、ほしいんだ。物理的に「腹」を殴るようにくる、言葉や思いを描いたものがこの世にある、た…
水木しげるさんの出征前手記を読んだ。 一秒一瞬全力で生きろ、 そうじゃない境地でやったことは無駄だ、 みたいなこと。 ほんとそう思う。 私も自分へ書いておく、いつも思え。 忘れるな、おまえはその死を背負う覚悟があるか ないのならいつまでもぶつかれ…
番号抜けてた。 どうして記事に番号なんて振ろうと思ったのか、今となっては昨年末の心境がさっぱり思い出せない。だけどその初志を律儀に守っている自分も自分らしい。4つ目にてはやくも番号抜かしてしまうところも。 ブログを書くのは久しぶりだ。 毎日の…
さいきん困っていることがある。 さいきん、といってもどのくらいの期間のことであるか、実はそのはじまりも長さも見当がつかぬ。長い目でみて1、2年。と結論したいところであるが、いやいやそもそも7、8年の話でねえのと思う心もあれば、たったここ2、…